建築物内の排水管更正技術「Re-FLOW工法」
技術概要
建築物内に施工された排水管は経年劣化により付着物、錆の発生による排水量の低下等がみられるので、これを更生させる技術を開発した。
更生対象の排水管は抜管等による計測測定を行った後、管内面の付着物及び錆を高圧洗浄及び研磨機具又は研磨材の圧送などにより除去する。
その後、常温硬化無溶剤型二液性エポキシ樹脂塗料で枝管(横枝管)は気流式で、主管(立て管・横主管)は噴射式でライニングする。塗膜は一般の排水に十分耐えうる性能を持った強固な防錆皮膜を形成することにより、排水管の更生を図る技術である。
更生対象の排水管は抜管等による計測測定を行った後、管内面の付着物及び錆を高圧洗浄及び研磨機具又は研磨材の圧送などにより除去する。
その後、常温硬化無溶剤型二液性エポキシ樹脂塗料で枝管(横枝管)は気流式で、主管(立て管・横主管)は噴射式でライニングする。塗膜は一般の排水に十分耐えうる性能を持った強固な防錆皮膜を形成することにより、排水管の更生を図る技術である。
諸元性能
1) 対象管種 | <直管> 1.排水用鋳鉄管 2.水配管用亜鉛めっき鋼管及び配管用炭素鋼管 3.排水用タールエポキシ塗装鋼管 4.排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管 5.排水用塩化ビニルコーティング鋼管 6.銅管 <継手> 同上継手 <管径> 32A~200A |
2) 配管の調査・診断 | 付着物、錆こぶの発生状況、管の残存耐用年数などから本工法の適用可否を判定する。 |
3) | 管内面研磨の性能は排水用鋳鉄管、水配管用亜鉛めっき鋼管及び配管用炭素鋼管、排水用タールエポキシ塗装鋼管、排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管、排水用塩化ビニルコーティング鋼管、銅管の管種ごとに定める。 |
4) | 乾燥後の塗膜性能は外観、硬化度、たれ限界、塗膜厚、ピンホールの5項目とする。 |
5) | 塗料の密着性能は12ヶ月に1回製造工場出荷時に測定する。 |
6) | 防錆皮膜の耐久性は10年以上ある。 |